2014年12月20日(土)06時14分

(14-29) 中東のビジネス機

 

オイルマネ-が溢れ返り、貧富の差が大きく,富豪は日本の富豪等想像も及ばない富の蓄積をして居る国と、貧富の格差が拡がったとは言え国際的には所得が平均化して居る日本とは国情が全く違うのでビジネス機の多寡を比較をする事は意味がないが、一応現状の統計を披露する。中東ではビジネス機も高額の上位ビジネス機では飽き足らず、商用機をプライベ-トジェット機に改装利用する顧客も多い。最たるものは商用機の最大機種のAirbus A-380を「空飛ぶエグゼキュチブオフィス」に改装3.6億㌦を支払うドバイの首長も居る。違う星の話では有るがトッピクスとして採り上げた。

Flight Global Ascend Data

国 名

改装商用機

Business Jet

Turboprop

Total

Saudi Arabia

57

94

11

162

UAE

59

72

10

141

Qatar

12

14

26

Israel

20

5

25

Iran

5

13

3

21

Lebanon

2

15

1

18

Kuwait

11

4

15

Jordan

3

10

1

14

Bahrain

7

5

12

Oman

7

7

Syria

4

2

6

Yemen

2

1

3

 

1.日本には政府専用機2機以外改装商用機はない。民間ビジネス機としてはは皆無。

2.Business Jet は23機存在するが2機を除き低価格帯のLight Jet 乃至iMicro-Jet。

3.日本は国土が狭く短距離移動。距離が長い場合商用機、コミュ-タ-機を利用する。

4.一般企業の「2点間移動」にビジネスジェットの利用料は高過ぎ利用される事は無い。

5.中東は2点間移動の距離が長く、都市は砂漠の海に点在する孤島。

6.鉄道は殆ど無く航空機が主要な移動手段。

7.中東は富の集中度が高くトップダウンの政策意思決定でビジネス機は重要な移動手段。

8.日本は(大量輸送)の低廉な交通手段が豊富にあり高価なビジネスジェット機は不要。

9.日本は富が相対的に平均分散化し、意思決定もボトムアップのコンセンサス方式。

10.中東、中国と日本の比較は国情が違い意味がなくコンプレックスに陥る言われは無い。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。


*