日本におけるビジネス機の在り方を考える

要　　　　　約

1.Asian Sky Groupは4月14日開催のABACEでアジアのジェット機のデ－タ－を発表。

2.先立って、3月3日開幕したHeli-Expo 2015に合せて回転翼機のデ－タ－公開、。

3.日本と中国・東南アジアは交通インフラや国情も違うので単純比較は出来ない。

4.回転翼機では日本が筆頭に出て来るが “Advanced level of   development”と評価。

5. 日本は島嶼国で地勢と天災に見舞われる国情にマッチした回転翼機の利用法を確立。

6. 人の目を気にせず、自らの特性に最も適した方策とシステムを構築すればば良い。

7. 極東・東南アの民間ヘリコプタ－機は2013年2,254機2014年2,463機と9.3%成長。

ランキング

国　名

2013年機数

2014年機数

伸長率　％

１

日　　本

776

800

3%

２

中　　国

中国本土

台　　湾

香港・マカオ

506

436

40

30

655

583

41

31

29

34

2

3

３

韓　　国

189

192

2

４

インドネシア

176

179

2

５

フィリッピン

173

179

3

６

マレ－シア

165

173

5

７

タ　　イ

103

115

12

８

パプア・ニュ－ギニア

102

102

0

９

カンボジア

25

28

12

１０

ミヤンマ－

12

13

8

１１

ラオス

6

6

0

１２

ブルネイ

5

5

0

１３

シンガポ－ル

1

1

0

メ－カ－

域内総機数

日　本

中　国

韓　国

Airbus

874

347

152

52

Bell

535

151

104

42

Robinson

430

167

195

5

Agusta

199

83

37

11

域内総機数

2,463

800

583

192

Maker

Airbus

Bell

Robinson

Agusta

Sikorvsky

Schweizer

Kamov

MD

Enstrom

機　数

874

535

430

199

143

65

61

42

40

用　途

多目的

企業

法執行

洋上

救助

医療

訓練

Charter

個人

機　数

1,090

285

266

223

156

132

127

102

82

China

Malaysia

Thai

Indonesia

Vietnam

Myanmar

Philippines

Brunei

N.Guina

72

58

26

25

17

9

6

5

5

Asian   Sky Groupの国別コメント

地域内での利用は地理、経済発展度、地域特性により多様な利用形態/成長の違いが有る。

日　本（800機）

域内で最も成熟した利用と発展段階を示す。35%が救助、緊急医療、法執行（海上保安庁、警察等）に利用されるが、22%は企業の輸送業務や私有機として利用される。

中　国（655機）

30%/年の成長率で多様な目的に利用される。利用空域の規制緩和、インフラ整備が貢献。

韓　国（199機）

警察・海上パトロ－ル、消防、救助が中心。15%を大手企業が利用。

フィリッピン（179機）

島嶼国として45%が企業・私有機として利用されこの分野でシェア－は域内で一番高い。

マレ－シア（173機）

50%が中/大型機。50%が洋上の石油・ガス田用。

タイ（115機）

60%の利用機種は中型機材で多くは政府機関が利用。26%が洋上の石油・ガス田での利用。

機　数

Heavy

Medium

Light   Twin

Single

ピストン機

256 (39%)

タ－ビン機

399 (61%)

49 (8%)

131（20%）

40 (6%)

179 (27%)

総　計

655

多目的

訓 練

洋 上

　救 助

法執行

Charter

企 業

医 療

個 人

372

73

72

46

43

23

12

6

5

57%

11

11

7

7

3

2

1

1