2013年01月04日(金)08時32分

ビジネス機を利用する超富裕層、富裕層とは?

ビジネス機の利用者には超富裕層、セレブ、VIP等の特権階層と経済的合理性に基きビジネス機の利用すると言う二つの異る階層が有り、無論その中間に幅広いグレ-ゾ-ンも存在する。又ビジネス機と言ってもピン錐で1機2億5千万ドルするエアバスA-380からその千分の1のコストの米国Robinson社のレシプロ・ヘリコプタ-のR-22迄存在する。前者は、高額なMid, Heavy Jetを購入するが、後者は中古のTurbo-Prop機、小型ピストン機、低価格帯ヘリコプタ-も必要に応じ利用する。何千万㌦~何億㌦の高額のビジネス機を利用出来ろ超富裕層、富裕層とはどの様な人か?超富裕層、富裕層は一般名称で学問的定義は無いが、一番知られて居るのは米国Forbus誌の長者番付で2012年の世界ランキングトップ10位は下記。

名  前

国 名

総資産額

カルロス・スリム

メキシコ

690億㌦(5.5兆円)

ビル・ゲイツ

米 国

610

ウオ-レン・バフェット

米国

440

ベルナ-・アルノ-

フランス

410

アマシオ・オルテガ

スペイン

375

ラリー・エリクソン

米 国

360

エイク・パティスタ

ブラジル

300

ステファン・パ-ソン

スエ-デン

260

李 嘉 誠

香 港

255

カ-ル・アルブレヒト

ドイツ

254

柳井 正 (88位)

日 本

100

孫正義 (127位)

日 本

72

三木谷浩史 (161位)

日 本

50

毒島邦雄 (169位)

日 本

47

田中良和 (248位)

日 本

34

*ウオ-レン・バフェットはビジネス機のFractional Ownership供与の最大手NetJetsのオ-ナ-でもある。

世界のBillionaire (資産10億㌦以上の億万長者) Forbus誌

1米国425人、2ロシア96, 3中国95,  4ドイツ55, 5インド48, 6香港38, 7英国 37, 8ブラジル36, 9トルコ34, 10カナダ25, 11日本 24

       日本は11位で世界の10指には入らない。

日本人の資産分布状況       野村証券資料

純 金 融 資 産

金融資産額

世 帯 数

超富裕層

5億円以上

44兆円

5万世帯

富裕層

1~5憶円

144

76

純富裕層

0.5~1億円

196

268.7

アッパ-マス

3,000~5,000万円

254

638.4

マス

3,000万円以上

500

4,048.2

1%の超富裕層が所有する国富は中国60~70%、米国では17% (米議会予算局調) だが、日本では約1%の超富裕層が純金融資産の3.9%を占めるに止っている。(日本では不動産の価格が高く地方の地主等の資産価値が異常に高く成り富裕度の比較では適切では無いので、借入金等を除いた純金融資産の表示が使われる)

日本でも所得格差が問題に成るが、超富裕層は新興企業、オ-ナ-経営者が多く大企業の幹部社員はサラリ-マン故、純富裕層~富裕層位にはランクされても1機数千万~1.5憶円もする遠距離飛行用の Heavy Jetを所有も利用する程の余裕もない。報道、運航会社を除けば、日本のビジネス機は地方のオ-ナ-経営者がLight Jet,タ-ボプロップ、小型ピストン機を短距離飛行に使って居る程度である。日本の所得格差が相対的に低い事とそれ以上に地上・空共に大量輸送の依る低額の交通料金が日本でのビジネス機の発展を阻む主たる要因。裏を返せば、大量輸送の交通網の存在、相対的な所得格差が小さい社会は誇るべき事であっても恥じる事は何一つない。日本でのビジネス機の発展を考えるには、交通が比較的不便な地方より地方への移動に、地上交通機関に競合出来る方策を模索する事であり、当然機材も低価格帯機材を短時間・短距離利用する事と成る。

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