2013年02月27日(水)07時59分
カナダBombardier社の2012年実績
カナダのBombardier社はこの程2012年の業績発表を行った。
2012年の総収入は168億ドルと2011年の183億ドルより8.2%ダウン。利益は48億ドルと前年の143億ドルに比し約1/3と厳しいものと成った。
但し、2012年の第4四半期の利益は前年同期を抜き改善の兆しが見えるとの楽観的な見通しも示された。日本を含め、世界的にも経済の先行き期待を持たせる材料も示される一方、欧米の景気、それに影響を受ける中国の景気等不透明感も強く、一進一退の状況が続く中で航空関連企業も厳しい経営を強いられ様。昨年、AmeicanとUS Airの合併で、米国の過去10年の懸案であった3大グル-プへの集約劇も完了、欧州でも3大グル-プへの集約化で東欧圏を含む経営基盤の弱い航空企業の吸収合併が続くと見られる。グロ-バルにはStar Alliance, One World, Sky Teamの3大グル-プの更なる集約化、或いはメンバ-の入れ替えも見られ様。AmericanとUS Airの合併に伴い、US AirはStar Allianceを去り、One Worldのメンバ-と成る。アジアでは、本年度インドの去就が注目される。国営のAir Indiaは赤字垂れ流し、King Fischerは事実上の経営破綻状態で中東を始め何社かが買収、救済の手を挙げて居るが、本年半ば迄には何らかの進展が見られ様。
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