2013年05月08日(水)11時08分

2012年の世界空港統計

2012年の世界空港統計

 

世界の空港統計で最も権威のあるカナダモントリオ-ルに本拠を置くACI (Airports Council International) の最近のレポ-トを紹介する。モントリオ-ルには国際連合経済社会理事会傘下の ICAO (International Civil Aviation Organization -国際民間航空機関)が本拠を置き、従ってIBAC International Business Aviation Council-世界15ヶ国のビジネス航空協会で構成される団体で日本ビジネス航空協会も2001年より正会員)やACI等国際航空団体がモントリオ-ルに集っている。(国際連盟時代はスイスジュネ-ブ)

利用乗降客ランキング(平均前年比4.3%増)

 

順 位

空港所在都市名

乗降客(千人)

前年比(%)

国際線(%)

国内線(%)

1

Atlanta

95,643

3.3

8.4

91.6

2

北京

81,929

4.1

15.8

84.2

3

London

70,037

0.9

56.5

43.5

4

羽 田

66,795

6.7

3.7

96.3

5

Chicago

66,634

-0.1

12.5

87.5

6

Los Angeles

63,688

3.0

19.8

80.2

7

Paris

61,612

1.1

50.4

49.6

8

Dallas/Fort Worth

58,592

1.4

6.1

93.9

9

Jakarta

57,773

12.9

10.8

89.2

10

Dubai

57,685

13.2

75.2

24.8

乗降客増加ランキング

 

順 位

空港所在都市名

前年比(%)

乗降客数順位

1

Istanbul

20.6

20

2

大阪(関空)

18.9

96

3

Riyadh

17.9

86

4

東京(成田)

17.3

42

5

Doha

17.0

71

6

Rio de Janeiro

16.5

89

7

Moscow

16.1

56

8

札幌(新千歳)

14.8

87

9

Dubai

13.2

10

10

Jakarta

12.9

9

世界150主要空港地域別利用者数

地域

乗降客数(10億人)

シェア-(%

北  米

1.23

31.9

アジア・太平洋

1.15

29.8

欧  州

1.08

28.0

南  米

0.22

5.8

中  東

0.13

3.6

アフリカ

0.03

0.9

  •   日本は2011年の震災による利用者数の減少よりの回復、LCCの就航に伴う利用客増加が寄与している。
  •   利用者数の増加では中東の躍進が目覚ましい。地域の利用者数以上にアジア・オセアニア、欧州、アフリカの3大陸を結ぶハブ機能強化によるもの。Istanbul, Riyadh, Doha, Dubai等今後の伸びが予測される。
  •   2013年には、アジア・太平洋権が世界最大の市場である北米に迫り、近々追い抜く事も予測される。

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