日本におけるビジネス機の在り方を考える

2014年05月30日（金）02時17分

(14-15) 航空業界の話題2題　（優良企業・空港）

日本の航空業界は最近海外で殆ど話題にも上らず、話題に成っても冴えないものが多いが、過去1年多少状況は変わって来た。即ち；

1.日本でもLCCが飛び始めたが、アジア諸国と較べても成長率も市場占有率も低い。

2.三菱重工とホンダの度重なる市場への出荷予定の遷延。

3.これらも反映して「宇宙航空展2013」は世界のエアショ－としては最も侘しいもの。

但し、此処に来て潮目に変化が見られる。

1.三菱重工/ホンダのMRJ／Honda Jetの出荷見通しが明確に成って来た。日本の優良企業の国際市場へのデビュ－への期待が大きかった分、出荷時期遷延の失望も強かった。

2.JALの破綻で驚愕した国際市場はその再生に注目、2013年の世界最優良企業に選定。

3.アジア諸国の空港が成長する中でPR下手な日本の空港が以外に健闘している。

4.ビジネス機では世界のレ－ダ－スクリ－ンより消えて久しいが、中日本航空のBeech B300の発注が記事に。記事の内容は80機のビジネス機を運航する企業の新たな発注。

5.日本の回転翼機の市場の成長を見越し、Bell社も日本市場に直接乗り出して来た。

今回は、優良企業1位に選ばれたJALと空港の利用統計を記載する。

60億㌦以上の収入のトップ世界企業10社

                            Aviation Weeks TPA (Top Performing Airlines)

航空業界関連者の間で広く読まれるAviation誌の恒例のTPA (Top Performing Airlines)の2013年度実績によるランキング。各種経営指標を基準に得点を算出ランキングを発表する。ANAは毎年高いランキングを得るが2013年度は5位。

利用客数による世界の空港ランキング

                                                        ACI 2013年統計

アジア・オセアニア空港の滑走路増設計画

東南アジア諸国はLCCの急増で何れの空港もスロット枠の配分に苦慮している。

トップ10空港利用客の出発地域

地域別利用者数

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