2013年01月04日(金)08時28分

2012年のビジネス機の販売、最悪期は脱出したが2008年の半分

2012年のビジネス機の販売、最悪期は脱出したが2008年の約半分。

 

ビジネス機受渡数 Honeywell Business Aviation Outlook

2008

2009

2010

2011

2012 推定値

1,139機

849

732

681

680~720

 

5年間平均の地域別ビジネス機の市場シェア-  Honeywell International

北米

欧州

ラテンアメリカ

アジア・大洋州

中東・アフリカ

53%

18%

18%

7%

5%

ビジネス機製造メ-カ-別市場シェア-   Flightglobal 誌

Jet

Cessna

6,169機

Bombardier

3,895

Hawker-Beechcraft

2,408

Gulfstream

2,332

Turbo-Prop

Hawker-Beechcraft

5,322機

Piper

1,529

Others

1,477

Pilatus

1,058

2008年秋のリ-マンショック以降も超富裕層は経済環境にさして影響されず、高額の機種を買い続けて居るが、Light, Mid-Jetは大きく落ち込み、Hawker- Beechcraft社は経営破綻、Bombardierの救済を受けた。ビジネス機は超富裕層、一般ビジネス用と両建てで伸びて来たが、世界的不況下で一般ビジネス用が大きく後退した。中国は超富裕層が顧客中心なので現在の不況下、高額のHeavy Jetを次々と発注し話題を提供している。中国は、2010年のNBAA Conventionで世界の最富裕長者の30%を中国人が占め、純資産1.5億ドル(120億円) 以上の金満家が3~5,000人居ると胸を張った。お陰で、ビジネス機全体の機数こそ50%近く落ち込んだが、高価格機種が売れて居るので、2012年の売上高の落ち込みは20%程度に留まると予測されている。

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