2013年01月06日(日)11時52分

タイ航空1月1日よりエアバスをA-380を成田に就航

タイ航空は成田-バンコックにエアバスA-380 (2階建ての最新大型旅客機) をシンガポ-ル航空 (2008年5月就航)、エミレ-ツ航空 (2012年7月就航) に続いて就航させた。日本の一般企業社員は中/遠距離飛行にビジネス機を利用する事は無いので、直接的な影響はないが、LCCの台頭への対抗手段とは言え、定期商用便各社はファ-スト・ビジネスクラスの高単価顧客の囲い込み戦略に懸命。提供されるサ-ビスは先駆者のシンガポ-ル航空の謳い文句「空飛ぶエグゼチブホテル」で表現されるデラックスサ-ビスは既にビジネス機を凌ぐものと成り、然も利用運賃はビジネス機何十分の一と言う水準。

 

シンガポ-ル航空

エミレ-ツ航空

タイ航空

就航開始日

2008年5月1日

2012年7月1日

2013年1月1日

就航区間

成田-シンガポ-ル

成田-ドバイ

成田-バンコック
ファ-ストビジネス

エコノミ-

12席

60

399

14

76

399

12

60

435

 

エミレ-ツ航空の場合、ファ-ストの往復運賃は百万円。ビジネス機の場合25~30百万円と大きな格差が有り、競合関係は成立しないが、エミレ-ツは次の様なサ-ビスを提供。

  •  ファ-ストの座席の引戸を閉じれば個室と成る。(高いパ-ティションで各席を囲う)
  •  座席は平らに倒せるのでベットとして利用可能。ミニバ-付き。
  •  機内に始めてシャワ-設備を設置。
  • 食事は好きな時間を指定。チョイスも多く一流レストラン並み。
  • 広いラウンジとバ-も用意され、リラックスした雰囲気でビジネス交流の場を提供。
  • 好きな時にラウンジで足を伸ばし、オ-ド-ブル、ハイティ-等は無料供与。
  •  ドバイではファ-スト・ビジネスのタ-ミナル提供。玄関口にリモジンが横付け。

(ルフトハンザはFrankfurtにファ-スト・ビジネス専用タ-ミナルを構築済み  ハブ空港としてアジア、豪州、中東、アフリカへの中継地として乗継ぎ航空網も整備。

  •   既に、ファ-スト・ビジネス専用のA-380を発注。座席数は260席に限定し、広々とした空間を提供する。

l  シンガポ-ル航空、タイ航空はコ-ドシェアリングで日本の航空会社共提携している。

l  今後、成田-欧米間にもA-380が就航し、ファ-スト・ビジネスクラスのサ-ビスが定期商用便各社間の競合で一層改善されれば、利便性、快適性、サ-ビス内容の充実で中/遠距離飛行でのビジネス機依存 (日本は従来より依存して居ないが) は益々遠退くと考えられる。

 

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