2013年01月12日(土)09時42分

Quartar - カタ-ル

前信で中東の航空会社の躍進振り、そして中東の航空会社のインドへの接触に就いて触れましたが、日本では余り知られないカタ-ルの紹介記事を載せました。

カタ-ルはサウディアラビアに隣接する国で面積は秋田県位、人口は185万人(2/3はexpatriate-外人部隊)だが、国土の大半が砂漠、然し石油・天燃ガス資源豊富な典型的なオイルリッチ国。GDP1,840億ドル(16.6兆円)と静岡県程度だが、人口の少ない分一人当りのGDPは2011年$104,300と世界2位(日本$45,869))原発の縮小で日本の天然ガス輸入の依存度は高まるが、カタ-ルは重要な供給国で親日国。国民の7世帯の内1世帯が資産100万ドル以上の100万長者国。日本との関係も益々深まると思われるのでハイライトした。

中東の航空会社の躍進、欧州、アフリカ、豪州、アジアの結節点としてハブ空港の建設でも注目に値する。

(1)現在の主空港は首都ド-ハのBandar Raya International空港で滑走路は5,000m1本。ご多分に洩れず容量不足に直面、新空港建設中。仮称New Doha International Airportは2本の滑走路を持つが、5,300mと6,000mの世界最長の民間滑走路が用意され、本年中に1本、2014年に2本目も完成予定。無論、エアバスA-380の利用を想定。

(2) 現空港は首都中心部から車で10分、新空港は現空港の僅か5㎞東方。砂漠で土地は無制限にあるので日本の様な立地問題の心配はない。320,000回/年の離発着と29百万人の利用客に対処可能。

(3) ビジネス機はジェット機のみで22機 (日本は27機) だが、日本は全てLight Jet、カタ-ルは中/遠距離輸送が中心なのでAirbus A-340, ACJ319, Bonbardier Global Express 5000, Challenger 605と言った高額機種が殆ど。

(4) グロ-バル時代、世界は大きく変動して居り、国情に合わせたビジネス機の利用法がある。人を羨みコンプレックスに陥る事も中華思想的な「天動説」に陥る事も避けねば為らない。

 

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