2013年01月25日(金)08時15分

Air Taxi用単発ピストン機第5世代SR 22 G-5

米国Cirrus社は、1月15日第5世代の単発ピストン機SR 22の発売を発表した。SR 22は2000年に形式証明を取り低価格故に個人オーナー (Part 91) 以外にAir Tax i(Part 135) 用に50機を販売して話題を呼んだ。又、CAPS (Cirrus Aircraft Parachute System) と呼ばれる非常用の落下傘を船舶の救命用具同様備えて居る事でも知られる。第5世代は第4世代に比し乗客が5名と1名増えたが、消費燃料は変わらず(燃費向上)、運航コストが割安と成る事が売り物。価格は$635,000とVLJ (Very Light Jet)の希望の星のホンダジェットの15%程度の価格、日本で使われて居るLight Jetの 1/10程度の価格。新機種のチャ-タ-料は不明だが、従来のCirrus 22は$1,500/日(8時間飛行)¥90/$で換算すれば¥135,000/8時間と日本のLight Jetのチャ-タ-料¥600,000/時やRobinson R-22の¥150,000/時より時間当りのコストは遥かに安い(但し、従来は1日8時間の貸切りが原則)。米国で一般ビジネスマンがビジネス機を使うと言ってもこの様な不断のコスト引下げの努力が払われて居る事を忘れてはならない。発表された仕様は下記。

全長7.92m 全幅11.68m 全高2.72m 自重1,009kgs  積載量1,542kgs  巡航速度343km/h  航続距離1,943km 乗務員1名  乗客5名

コストは安いとは言え、プロペラ機である以上空港を利用せざるを得ず、商用機との利便性、運賃面での競合があるので日本国内での利用は低コストと言っても利用が限定される。日本でも多少古い機種ではあるが2機登録されている。

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