2013年03月09日(土)08時44分

2012年アジア・太平洋への旅行者5%増、日本35%増

太平洋アジア観光協会は2012年域外からアジア・太平洋地域を訪れた旅行者は前年比5%強、350百万人と3年連続のプラス成長を記録したと集計結果を発表した。

最も伸びたのはミャンマ-で52%増、日本は2011年は震災の影響で訪問客が激減したが、2012年はその反動で35%増と回復し前年比の伸び率は域内で2位に付けた。

調査対象は40カ国で、地域別には東南アジアが9.9%増。ミャンマ-の52%に続き、カンボジア24%、ラオス22%と2桁の伸び。

他に、域内で2桁台の伸びが見られたのが、台湾20%, スリランカ18%、北マリアナ諸島17.4%、香港16%、バヌアツ15.1%、 韓国14% 、グアム12.8%。

地域で前年を下回ったのは5カ国でその殆どが小規模の市場だが、やや意外なのは中国が前年比2.2%減。実数で300万人減。中国人を除いた外国人では1.6% の微増。

グロ-バル時代、太平洋・アジア地域は今後の世界経済の最成長市場。欧州は既にEUを一つの市場と見る事が慣わしと成って来たが、ビジネス機の世界でも、日本は中国、インドを

含めた域内市場の中で将来の展望を描く事が必要。アジア・太平洋と言う広大な日本の生活圏の中で、日本が如何に上手く定期商用便、チャ-タ-便、ビジネス機を地理的条件に合わ

せて上手く使い分け、ビジネス機に限れば、域内の交通のアクセスの悪い地域で現地の安いビジネス機を利用すれば済む問題。日本の外の域内経済は急速に成長しており、ビジネス

機会は急増している。一方、ビジネス機は、日本の様に地上交通網が発達していない事と、格差社会で富裕層の利用者が日本に比し圧倒的に多いので、日本を遥かに凌ぐ発展が見ら

れ、これを上手く利用しない手はない。

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