2013年03月10日(日)02時12分

中国資本による米国Enstrom社の買収

本サイトでも中国資本による米国の航空機関連企業の買収、提携、中国での航空機の組立ての各種アレンジメントが急速化している事を報じて来たが、1959年より米国ミシガン州でヘリコプタ-を生産して来たEnstrom社が昨年末中国資本により買収された。Enstrom社はF-28F, 280FX, 480B等の生産で知られ480Bは日本にも入って居ruが、昨年12月27日に中国の投資グル-プChongqing(重慶)Helicopter Investment Co., LTD (CQHIC)に買収された事が本年に入り公にされた。Enstrom社は1959年に設立されたものの、オ-ナ-は度々替って居り、2000年からはスイスの投資グル-プの傘下にあった。中国では、今後広大な奥地で各種開発計画が実施されるに当り、これらの奥地の交通アクセスが悪い地域には航空機の利用が増えると見込まれ、中国の富裕層が投資ファンドを設立、欧米の航空機関連の企業買収や提携による技術やノウハウの入手に躍起になって居るが、これもその一環。一方、Enstrom社側は、需要の伸びに見合う増設資金の調達の便、今後成長著しい中国市場への進出の足懸りが出来たと歓迎の意を表している。

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